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ドイツのファームステイでライフワークを見つけた現役大学生の話。

大学に休学届を出し、自分でコーディネートした農業旅をご紹介

6/29 農場長のマルクス

こんばんは!itoです。

はじめましての方はこちらからどうぞ ↓

farmstay-germany.hatenablog.com

 

『ふくろう農場での生活。』を最初から読む ↓

farmstay-germany.hatenablog.com

 

 

 

農場長のマルクス

ウリの家に着くと、

みんなは自転車をガレージに停め

玄関でワークブーツを脱いで

せかせかと奥に消えていきます。

 

わたしは初めて見るウリの家の

蔦の絡まる淡い黄色い壁に少し見とれてから

玄関に向かいました。

 

土のついたワークブーツ

ずらりと並ぶなか

なんとか自分の場所を確保して

靴を脱ぎ廊下を進みます。

 

リビングルームのドアを開けると

そこはまるで小さなレストランの厨房のように

たくさんの人がそれぞれ無駄のない身のこなしで

自分の朝ごはんをこしらえているところでした。

 

と、

栗色の短髪に少年のような目で

大きな口を少し開き

微笑みをたたえる男性と目が合います。

 

「やーあ、ito。おはよう。

 会えるのを楽しみにしていたよ。」

 

おじいちゃん、と呼ぶには

到底ふさわしくない快活な話しぶりと動作で

彼はわたしの方へ歩み寄り、手を差し出しました。

 

「わたしはマルクス。ここの農場長さ。」

 

 

 

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