ドイツのファームステイでライフワークを見つけた現役大学生の話。

大学に休学届を出し、自分でコーディネートした農業旅をご紹介

6/28 料理して、プレゼンテーションを聞く夜

こんばんは!itoです。

はじめましての方はこちらからどうぞ ↓

farmstay-germany.hatenablog.com

 

『ふくろう農場での生活。』を最初から読む ↓

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料理して、プレゼンテーションを聞く夜

両手に野菜を抱えた私たちは家に戻り、

ほとんどニアの手によって

30分後には即席のサラダとオムレツが出来上がりました。

「料理するんだねー。」とつぶやくと

「まあね。今のメンバーだと俺が作ることが多いよ。」と

少し誇らしげににやりとする彼。

「でもニアはラマダン中じゃないの?」と、

語学学校のリビアから来た友だちの話を思い出して尋ねると

「はあ?俺はイスラエル人だぜ?」と眉をひそめられました。

日本で友だちをつくるときは47都道府県、

世界で友だちをつくるときは各国の場所を把握しないといけないのか…。

あとでググろ…。

と、イスラエルリビアの位置関係を正確に知ったのはこの後です。

 

 

出来あがった料理をもってリビングの席に着くと、

「あ~これこれ♪やっぱニアのオムレツだね!」とアドリアーナ。

「飲み物いるよね?取ってくるわ。」とルーカス。

わたしが「ミヒャエルは?」とたずねると、

「んー別におなか減ってないんじゃない?」とアドリアーナ。

 

それぞれがそれぞれの思うように動き、

でもなんとなく一体感があるその場の空気に

早くなじみたいな、と嬉しくなりました。

 

 

ミヒャエルはというと

わたしたちが食事を摂り終わったあと

PCを抱えてリビングにあらわれ、

「じゃあ今から僕のこれまでの旅の思い出を紹介するね。」

と写真フォルダを表示してスタンバイ

「あ~言ってたやつね。しゃーねえ、見るか。」

とニアが椅子の向きを変え、自室から出てきたソフィアと

机に座っていたルーカス、アドリアーナが姿勢を正します。

 

旅の説明は主にキューバがメインだったけど、

長距離移動と新しい環境に疲れていたわたしは

まぶたが閉じてしまわないよう必死で聞いていました。

 

ようやく彼の発表が終わると、

「じゃあ寝るね。おやすみ~」とそそくさと自室に戻り

わたしのふくろう農場での1日目は幕を閉じたのでした。

 

 

 

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