ドイツのファームステイでライフワークを見つけた現役大学生の話。

大学に休学届を出し、自分でコーディネートした農業旅をご紹介

6/28 フラットメイトの5人とご対面

こんばんは!itoです。

はじめましての方はこちらからどうぞ ↓

farmstay-germany.hatenablog.com

 

『ふくろう農場での生活。』を最初から読む ↓

farmstay-germany.hatenablog.com

 

 

ウーファー仲間、フラットメイトの5人とご対面

「ここがあなたの生活する家よ。」

ウリは”オイレンホフ”と書かれた看板の角を右に折れ、

トラック3台が入るほどの倉庫と向かい合って立つ

1軒の家の前で車を停めました。

 

「今家にいるのは誰かしら、紹介するから入って。」

ウリに促されたわたしは、ロードバイクを傍らに停め

ハロー?と大きな声で呼びかけながら家に入る彼女の後を追います。

 

まず目に飛び込んだのが、

キッチンから出てきた上半身裸の金髪男性。

柔らかく微笑み、紳士的な声で

「はじめまして。君がito?

 僕はルーカス。アメリカから来てるんだ。」

と簡潔に自己紹介。

「ルーカスはあなたと同じ大学生よ。20歳ね。」

ウリが横から補足してくれます。

これで一つ下…おそるべしアメリカンボーイ…

 

リビングルームに入ると、

クリンとした黒髪の癖っ毛をひとつにまとめ

レモンを浮かべた透明のタンブラーを片手に

iPadを操作する健康的な女性の姿が。

「Oh~ Hello!私はアドリアーナ!

 メキシコから来たわ。よろしくねito!」

 

人懐こい笑顔と愛想のいいあいさつに

わたしの緊張もいくらかほぐれ、

朗らかにお互いの自己紹介をしていると

リビングルームにもう一人男性が入ってきました。

 

深い彫りに大きな目、

中肉中背のアラブ系男性を縦に引き伸ばしたような見た目の彼は

ニコリと口角を上げると

「俺はニア。イスラエル出身。itoだね?よろしく。」とひとこと。

そのあとはウリに何かを指摘され、

まあまあ。だって○○だぜ?、と

のらりくらりと冗談を交えて会話をする彼と

少し呆れた仕草で微笑みながらそれを聞くウリに

なんだかここでちゃんとやっていけそうだな、と感じたのでした。

 

「で、ミヒャエルはバルコニーかしら?」

つぶやきながら外に出るウリに続き、

わたしたちもバルコニーへ。

 

そこにいたのは 

ハンモックに揺られてのんびりと目をつぶっている

柔らかい金の巻き毛をした男性でした。

「おはよう、ミヒャエル~」と近づくウリと私たちに気付くと

柔らかい金の巻き毛をしたその男性は目をあけて体を起こし、

名前と見た目に違和感のない柔らかな物腰と微笑みで

「Hi、僕はミヒャエル。オーストリア出身だよ。

 itoはドイツ語も話せるの?」と、

よく見ると好奇心の強そうな目でわたしに問いかけました。

 

「Hi、ミヒャエル。私の名前はito。日本から来ました。

 語学学校では英語とドイツ語を勉強していたよ、

 3ヶ月だけだけどね。」と答えると

「ならいつでもドイツ語教えるよ♪よろしくね。」

とミヒャエル。

 

「このメンバーの中で、ドイツ語を話せるのは

 ミヒャエルとルーカスの2人よ。

 ミヒャエルは母国語、ルーカスは勉強中。

 アドリアーナとニアは英語だから

 この家の公用語は今のところ英語ね。

 ドイツ語の先生も出来たし、良かったわねito。」

とウリが微笑みかけてくれました。

 

「あ、そうそう。そしてこの家のことについて何かあれば

 彼女に聞いてね。一番居住暦が長いから。」

と最後に眼鏡をかけた聡明そうな女性を紹介してくれました。

 

「こんにちは、ito。私の名前はソフィア。

 私はWWOOFじゃなくて、学校のプログラムでここにいるの。

 ドイツ人よ。よろしくね。」

 

 

一通りの自己紹介を終えると

「じゃあ皆、あとはよろしくね。明日からまた仕事よ。いい一日を。」

と、ウリはご主人と住む自分の家へ帰っていきました。

 

 

 

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